瑠璃光寺五重塔(読み)るりこうじごじゆうのとう

日本歴史地名大系 「瑠璃光寺五重塔」の解説

瑠璃光寺五重塔
るりこうじごじゆうのとう

瑠璃光寺境内にあり、香積こうしやく寺の遺構である。香積寺は大内義弘菩提寺であるが、義弘の弟盛見がその菩提を弔うため塔の建立を計画したといわれる。国宝

大正五年(一九一六)塔を解体修理した際、の裏に嘉吉二年(一四四二)の墨書があり、竣工はその頃とされる。和様・檜皮葺の建物であるが、ごく一部に唐様の手法を使う。大内氏隆盛時の文化を示すものとしても知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報