瑠璃色(読み)ルリイロ

デジタル大辞泉 「瑠璃色」の意味・読み・例文・類語

るり‐いろ【瑠璃色】

紫色を帯びた濃い青色。
かさねの色目の名。濃い浅葱あさぎ色。
[類語]真っ青青色せいしょくあい青藍せいらん紺青こんじょう紺碧こんぺき群青ぐんじょうはなだ花色露草色納戸色浅葱あさぎ水色空色ブルーインジゴコバルトシアンウルトラマリンマリンブルースカイブルーターコイズブルー

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精選版 日本国語大辞典 「瑠璃色」の意味・読み・例文・類語

るり‐いろ【瑠璃色】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 瑠璃のような色。紫がかった紺色。紺碧色。
    1. [初出の実例]「金、しろかね、るりいろの水、山より流出たる」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. (かさね)色目。濃い浅葱色。
    1. [初出の実例]「八条太相国実行公参公家㝡勝講時。着瑠璃色下襲」(出典世俗浅深秘抄(1211‐13頃)下)

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色名がわかる辞典 「瑠璃色」の解説

るりいろ【瑠璃色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「こいみの」としている。一般に、宝石の瑠璃のような紫みを帯びた濃い青のこと。瑠璃は仏教でいう七宝の一つ。日本でも古くから知られていた。宝石の英名ラピスラズリ(lapislazuli)で、色名はウルトラマリンブルー(ultramarine blue)。原料となる鉱物はラズライト(lazurite)。日本では青金石せいきんせきという。天藍石てんらんせきの英名ラズライト(lazulite)とカタカナ表記では同じだが欧文スペルが違う。天藍石は青色顔料群青の原料で、その色を群青色という。また瑠璃はガラスを意味する言葉としても使われる。

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