環境計測分析(読み)かんきょうけいそくぶんせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境計測分析」の意味・わかりやすい解説

環境計測分析
かんきょうけいそくぶんせき

汚染物質挙動を明らかにするため,測定,分析すること。環境および発生源で,現状の監視および状態把握,基準の適合状況監察などを行う手段として重要。各種規制基準の監察のほか,水質測定計画,自動車交通に関する大気汚染騒音の測定義務など,行政が実施するものには,測定方法,機器,手順などが各法令で定められて統一されている。また,排水の自己監視義務づけ,公害防止管理者制度と関連して,計量法により環境計量士が制度化され,騒音計pH計などが検定されている。測定方法について規準を確定するため,日本工業規格 JISによる規格化が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android