デジタル大辞泉 「瓦全」の意味・読み・例文・類語 が‐ぜん〔グワ‐〕【瓦全】 《値うちのないものが完全な形で保存される意から》大したこともせずに生き長らえること。⇔玉砕。「若もし採用されなかったら丈夫玉砕―を恥ず」〈漱石・自転車日記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「瓦全」の意味・読み・例文・類語 が‐ぜんグヮ‥【瓦全】 〘 名詞 〙 ( 瓦のようにつまらないものが完全に保存されることの意から ) 何事もしないで、いたずらに生きながらえること。無為に生命を保つこと。[初出の実例]「若し採用されなかったら丈夫玉砕瓦全を恥づ」(出典:自転車日記(1903)〈夏目漱石〉)[その他の文献]〔北斉書‐元景安伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「瓦全」の読み・字形・画数・意味 【瓦全】が(ぐわ)ぜん 無価値に生きる。玉砕に対する語。〔北斉書、元景安伝〕大夫(むし)ろ玉碎すべきも、瓦すること能はず。字通「瓦」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報