甘藷(読み)カンショ

デジタル大辞泉 「甘藷」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょ【甘×藷/甘×薯】

サツマイモ別名

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「甘藷」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょ【甘藷・甘薯】

  1. 〘 名詞 〙さつまいも(薩摩芋)」の漢名。《 季語・秋 》

▼かんしょの花《 季語・夏 》

  1. [初出の実例]「甘藷(かんショ)近年琉球より渡る」(出典:菜譜(1704)下)

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旺文社日本史事典 三訂版 「甘藷」の解説

甘藷
かんしょ

江戸時代の代表的備荒作物
甘藷はすでに17世紀に中国福建省から琉球を経て九州など西国に伝播していた。将軍徳川吉宗が深見有隣献言により,西国地方の凶作対策に効果があった甘藷の栽培青木昆陽に命じ,備荒用作物として奨励。以来関東北陸にも普及した。琉球では唐芋 (からいも) ,九州で琉球芋,その他の地方では薩摩芋とも呼ばれる。

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百科事典マイペディア 「甘藷」の意味・わかりやすい解説

甘藷【かんしょ】

サツマイモ

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動植物名よみかた辞典 普及版 「甘藷」の解説

甘藷 (サツマイモ・カンショ)

学名Ipomoea batatas
植物。ヒルガオ科の多年草,園芸植物,薬用植物

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世界大百科事典(旧版)内の甘藷の言及

【金東仁】より

…言文一致を一歩進めた個性的な文章,簡潔な叙述と単一な構成,作中人物の個性的な性格創造により,朝鮮における近代的短編小説の確立者とされる。性と金銭に溺れ道徳的に破滅して死にいたるヒロインを描く《甘藷》(1925)はその代表作。彼はしばしばこうした衝撃的題材を好み,《狂炎ソナタ》《狂画師》《大首陽》なども反良識,反常識の挑戦的作品だが,思想的奥行に欠け《金実伝》では暴露趣味に堕している。…

※「甘藷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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