普及版 字通 「生」の読み・字形・画数・意味
生
常用漢字 5画
[字訓] はえる・うまれる・うむ・いきる
[説文解字]
[金文]
[字形] 象形
草の生え出る形。〔説文〕六下に「むなり。艸木の生じて土上に出づるに象る」と生・進の音を以て解するが、声義の関係はない。卜辞の多生は多姓、金文の百生は百姓で、姓の意に用いる。また〔(そはく)〕に「用(もつ)て考命彌生(びせい)ならんことを求む」とあるように、生命の義に用いる。〔鼎(こつてい)〕の「生(きせいは)」の生をの形に作り、目の部分は種の形で、種の発芽の状を示す。生は発芽生成の象を示す字である。すべて新しい生命のおこることをいう。
[訓義]
1. はえる、うまれる、うまれでる、あらわれる、うむ。
2. いきる、いかす、いきもの、いのち。
3. 生まれたまま、なま。
4. おいる、そだつ、おこる、なる。
5. たみ、ひと、なりわい。
6. 性と通じ、さが。
7. 立役。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕生 ナル・ウマル・イク・スズシ・イヅ・ウム・オフ・ナス・イケリ・ヒオコス・ナル
[部首]
〔説文〕〔玉〕に・(産)・(隆)・・の五字を属する。・は草木の象、・は生子儀礼に関する字である。
[声系]
〔説文〕に生声として牲・旌・・・性・姓など十一字を収める。卜文・金文に生を姓の意に用いることが多い。
[語系]
生sheng、姓・性siengは声が近い。姓・性は生来のもので、生の声義を承ける。腥syengも生肉の意。(進)tzienは、生の声義において関するところはない。
[熟語]
生涯▶・生衣▶・生意▶・生育▶・生員▶・生翳▶・生煙▶・生花▶・生果▶・生介▶・生外▶・生▶・生獲▶・生活▶・生肝▶・生監▶・生還▶・生気▶・生▶・生機▶・生客▶・生魚▶・生姜▶・生▶・生業▶・生禽▶・生擒▶・生駒▶・生計▶・生訣▶・生月▶・生絹▶・生▶・生言▶・生語▶・生口▶・生拘▶・生硬▶・生壙▶・生剋▶・生穀▶・生魂▶・生妻▶・生菜▶・生在▶・生殺▶・生産▶・生死▶・生子▶・生糸▶・生祀▶・生姿▶・生師▶・生紙▶・生歯▶・生資▶・生事▶・生時▶・生識▶・生質▶・生日▶・生者▶・生手▶・生受▶・生臭▶・生渋▶・生熟▶・生出▶・生殉▶・生書▶・生小▶・生色▶・生殖▶・生心▶・生身▶・生辰▶・生人▶・生芻▶・生生▶・生世▶・生成▶・生性▶・生鮮▶・生前▶・生疎▶・生憎▶・生瘡▶・生▶・生蔵▶・生息▶・生存▶・生態▶・生体▶・生胎▶・生啖▶・生知▶・生致▶・生疔▶・生朝▶・生長▶・生鉄▶・生田▶・生徒▶・生動▶・生獰▶・生得▶・生年▶・生魄▶・生馬▶・生帛▶・生搏▶・生縛▶・生▶・生碑▶・生阜▶・生俘▶・生覆▶・生風▶・生物▶・生平▶・生別▶・生捕▶・生母▶・生放▶・生謀▶・生木▶・生民▶・生務▶・生命▶・生滅▶・生面▶・生養▶・生来▶・生理▶・生離▶・生慮▶・生類▶・生霊▶・生冷▶・生黎▶・生路▶
[下接語]
一生・生・鬱生・永生・衛生・園生・往生・化生・回生・学生・寒生・寄生・窮生・共生・狂生・教生・愚生・群生・原生・孤生・互生・寤生・好生・更生・幸生・厚生・後生・今生・混生・再生・済生・殺生・残生・史生・死生・資生・自生・滋生・七生・湿生・写生・儒生・終生・衆生・塾生・出生・所生・初生・書生・諸生・小生・植生・殖生・新生・人生・水生・摂生・先生・全生・前生・生・双生・早生・蒼生・簇生・叢生・俗生・族生・続生・存生・他生・多生・対生・胎生・誕生・治生・畜生・長生・天生・転生・倒生・偸生・同生・派生・発生・半生・生・未生・密生・民生・門生・野生・友生・余生・幼生・養生・卵生・利生・陸生・両生・寮生・老生
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報