生別(読み)セイベツ

精選版 日本国語大辞典 「生別」の意味・読み・例文・類語

せい‐べつ【生別】

  1. 〘 名詞 〙 生きながら互いに離れ離れになること。生別離。いきわかれ。⇔死別
    1. [初出の実例]「生別悲兮 夫復何言 臨紙悽断奉状不備」(出典万葉集(8C後)一八・四〇七三右詞文)
    2. 「その人と三、四年前に生別したと、自身で話した」(出典:最後の時(1966)〈河野多恵子〉)
    3. [その他の文献]〔蘇武‐詩〕

いき‐わかれ【生別】

  1. 〘 名詞 〙 生きたまま永く遠くに別れること。また、離婚すること。せいべつ。⇔死に別れ。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「生別」の読み・字形・画数・意味

【生別】せいべつ

生き別れ。〔楚辞九歌少司命〕悲しきは生別離より悲しきは(な)く 樂しきは新たに相ひ知るより樂しきは

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