生活の座(読み)せいかつのざ(その他表記)Sitz im Leben

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生活の座」の意味・わかりやすい解説

生活の座
せいかつのざ
Sitz im Leben

聖書の批判的研究に際し,様式史的研究の立場が用いた基本的術語であって,聖書の各書が編集される以前,その基礎となった口伝伝承の文学的類型を規定した社会的な場をさす。初め H.グンケル (1862~1932) によって『創世記』や『詩篇』について,その伝承の諸類型とこれに相応する生活の座が探究されたが,R.ブルトマン,M.ディベリウスらはこの方法を新約聖書に適用し,福音書の諸伝承の単位部分が生活の座としての教会の礼典,訓育,宣教などの諸活動のなかで形成されてきたことを明らかにした。

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