デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中検校」の解説 田中検校 たなかけんぎょう ?-? 江戸時代中期の地歌演奏家。京都の人。深草検校から柳川流三味線組歌の伝承をうけ,それを明和6年(1769)楽譜化(のち「五線録」としてまとめられた)。本居宣長(もとおり-のりなが)の「在京日記」に「安村検校の箏,藤村検校の三味線」とある藤村は前名で,寛保(かんぽう)3年(1743)に検校となった藤村城阿と同一人物といわれる。名は城訓。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例