田村孟（読み）タムラ ツトム

20世紀日本人名事典

田村 孟
タムラ ツトム

昭和・平成期の脚本家,小説家

生年

昭和8(1933)年1月5日

没年

平成9(1997)年3月28日

出生地

群馬県甘楽郡妙義町

別名

筆名(小説)=青木 八束(アオキ ヤツカ)

学歴〔年〕

東京大学文学部国文科〔昭和30年〕卒

主な受賞名〔年〕

年間代表シナリオ(昭36・41・43・44・51・59年度)「飼育」「白昼の通り魔」「日本春歌考」「絞死刑」「少年」「青春の殺人者」「瀬戸内少年野球団」,キネマ旬報賞脚本賞(昭43・44・46・51年度)「絞死刑」「少年」「儀式」「青春の殺人者」,毎日映画コンクール脚本賞(第24回 昭44年度)「少年」,文学界新人賞(第36回)〔昭和48年〕「蛇いちごの周囲」,日本アカデミー賞優秀脚本賞〔昭和59年〕「瀬戸内少年野球団」

経歴

昭和30年松竹大船撮影所助監督部に入る。大島渚監督を筆頭にした松竹ヌーベルバーグ運動に参加。35年映画化シナリオ第1作「彼女だけが知っている」を高橋治と共作。同年自作シナリオ「悪人志願」を監督。56年松竹を退社し、大島渚らと創造社を設立。「飼育」(36年)から「夏の妹」(47年)にいたる大島作品のほとんどのシナリオを手がけた。48年創造社解散後フリーとなる。ほかの主な作品に「青春の殺人者」(長谷川和彦監督)「瀬戸内少年野球団」(篠田正浩監督)などがある。また多くのテレビドラマを書き、青木八束の筆名で小説も手がける。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

田村孟 たむら-つとむ

1933－1997　昭和後期-平成時代の脚本家。
昭和8年1月5日生まれ。昭和30年松竹入社。退社後大島渚らと創造社を設立し,「日本春歌考」などのシナリオを執筆する。48年フリーとなり,「瀬戸内少年野球団」で59年日本アカデミー賞優秀脚本賞。青木八束の筆名でかいた小説「蛇いちごの周囲」で48年文学界新人賞。平成9年3月28日死去。64歳。群馬県出身。東大卒。

出典　講談社

367日誕生日大事典

田村 孟 (たむら つとむ)

生年月日:1933年1月5日
昭和時代;平成時代の脚本家;小説家
1997年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」