甲斐性(読み)カイショウ

デジタル大辞泉 「甲斐性」の意味・読み・例文・類語

かい‐しょう〔かひシヤウ〕【×斐性】

物事をやり遂げようとする気力根性。また、働きがあって頼もしい気性。多く、経済的な生活能力をいう。かいしょ。「甲斐性のある息子
[類語]ガッツ気力根性精神力意気地意力実力地力底力学力実行力機動力注意力即戦力フットワーク腕力腕っ節腕節うでぶし

かい‐しょ〔かひ‐〕【×性】

かいしょう」の音変化。「甲斐性がない」

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精選版 日本国語大辞典 「甲斐性」の意味・読み・例文・類語

かい‐しょうかひシャウ【甲斐性】

  1. 〘 名詞 〙 働きがあって頼もしい気性。かいがいしい性質。かいしょ。
    1. [初出の実例]「さる所(ところ)に、かいしゃうのなひ御内儀が、二歳ばかりの子をだき」(出典咄本・軽口福おかし(1740)二)
    2. 「新艘太夫の出るときはかいせうのある引舟をつける事也」(出典:洒落本・虚実柳巷方言(1794)下)

かい‐しょかひ‥【甲斐性】

  1. 〘 名詞 〙 「かいしょう(甲斐性)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「かいしょありげな女子の所体」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)四)

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