男爵(読み)ダンシャク

デジタル大辞泉 「男爵」の意味・読み・例文・類語

だん‐しゃく【男爵】

もと五等爵の第五位。→
男爵芋」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「男爵」の意味・読み・例文・類語

だん‐しゃく【男爵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もと五爵(公・侯・伯・子・男)の第五位にあたる爵位世襲制であった。ヨーロッパ諸国の貴族制度における「バロン」「フライヘル」などの訳語としても用いる。
    1. [初出の実例]「オウグステ 男爵ブクキセン、ヒネケに嫁す」(出典:西洋雑誌‐五(1868)英吉利王并嗹王系譜)
  3. だんしゃくいも(男爵芋)

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デジタル大辞泉プラス 「男爵」の解説

男爵

全国、とくに東日本で生産されるジャガイモ。でんぷん質が多く、ほくほくとした食感で、コロッケ、粉ふき芋などに向く。明治期に、川田龍吉男爵がイギリスから持ち込んだ「アイリッシュ・コブラー」が定着したもの。

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普及版 字通 「男爵」の読み・字形・画数・意味

【男爵】だんしやく

五等の爵の一。

字通「男」の項目を見る

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