瘴気(読み)ショウキ

デジタル大辞泉 「瘴気」の意味・読み・例文・類語

しょう‐き〔シヤウ‐〕【×瘴気】

熱病を起こさせるという山川毒気
「造りざま、小きながら三層四層ならぬはなし。こは―を恐るればなり」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「瘴気」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きシャウ‥【瘴気】

  1. 〘 名詞 〙 熱病を起こさせる山川の悪気や毒気。瘴氛(しょうふん)。〔倭語類解(17C後‐18C初)〕
    1. [初出の実例]「牧者どものおのが小屋のめぐりなる野を焼きて、瘴気を払ふなるべし」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉大沢、地中海、忙しき旅人)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐南蛮伝〕

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