白猫(読み)しろねこ

精選版 日本国語大辞典 「白猫」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ねこ【白猫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 全体の毛の色がしろい猫。
    1. [初出の実例]「赤松次郎法師献白猫、被召置也。雖献黒猫即被返矣」(出典蔭凉軒日録‐長祿三年(1459)八月二二日)
  3. ( 「ねこ」は芸妓の意 ) おしろいをつけた芸妓、芸者
    1. [初出の実例]「むす子の気のかたに白ねこをかわせ」(出典:雑俳・柳多留‐一三(1778))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の白猫の言及

【長島】より

…極限状態に置かれた患者や救護活動に当たる職員は,愛生園の《愛生》,長島詩話会の《裸形(らぎよう)》,光明園の《楓》などの雑誌を舞台にすぐれた文学作品を発表した。それらの中では明石海人の歌集《白猫》(1939),宮島俊夫の小説集《癩夫婦》,玉木愛子の句集《この命ある限り》,愛生園職員の小川正子の手記《小島の春》(1938)などが有名である。【由比浜 省吾】。…

※「白猫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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