皮脂(読み)ヒシ

デジタル大辞泉 「皮脂」の意味・読み・例文・類語

ひ‐し【皮脂】

皮脂腺から分泌される半流動性の油脂状の物質。肌や髪をうるおし、乾燥を防ぐ役をする。

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精選版 日本国語大辞典 「皮脂」の意味・読み・例文・類語

ひ‐し【皮脂】

  1. 〘 名詞 〙 手のひら、足のうらを除いた皮膚に一平方センチメートル当たり一〇〇個くらいある皮脂腺から、たえず分泌される半流動性油状の物質。汗によって拡散し、汗と混じって脂肪膜という弱酸性の膜をつくり、皮膚の表面を覆い、細菌・黴(かび)などから皮膚を保護し、皮膚にうるおいと弾力性を与える。

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栄養・生化学辞典 「皮脂」の解説

皮脂

 脂ともいう.皮脂腺から毛の表面,表皮の表面に分泌される分泌物で,コレステロール脂肪酸,およびそれらのエステルなどからなる.

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