盛衰(読み)セイスイ

デジタル大辞泉 「盛衰」の意味・読み・例文・類語

せい‐すい【盛衰】

物事の盛んになったり衰えたりすること。じょうすい。「栄枯盛衰

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精選版 日本国語大辞典 「盛衰」の意味・読み・例文・類語

せい‐すい【盛衰】

  1. 〘 名詞 〙 物事が盛んになることと衰えること。物事が盛んであることと衰えていること。隆替。じょうすい。
    1. [初出の実例]「禍福道を同うし、盛衰(セイスイ)〈高良本ルビ〉、掌をかへす」(出典平家物語(13C前)七)
    2. 「千年このかたの、王城にも、代につきて盛衰あり」(出典:随筆・胆大小心録(1808)七)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐解老〕

じょう‐すいジャウ‥【盛衰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じょう」は「盛」の呉音 ) 物事が盛んになることと衰えること。物事が盛んであることと衰えていること。隆替。せいすい。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「せけんのじゃうすい、ういてんべんのことはりをのべ」(出典:虎明本狂言・泣尼(室町末‐近世初))

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普及版 字通 「盛衰」の読み・字形・画数・意味

【盛衰】せいすい

栄枯。〔文選古詩十九首十一故物無し 焉(なん)ぞやかに老いざるを得ん り 身を立つること早からざるにしむ

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