目屋人形(読み)めやにんぎょう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「目屋人形」の解説

目屋人形[人形・玩具]
めやにんぎょう

東北地方青森県の地域ブランド。
中津軽郡西目屋村で製作されている。白神山地の麓にある西目屋村では昔、炭焼きが盛んにおこなわれており、昭和初期頃には炭俵を背負って里に降りる絣姿の女性たちがよく見かけられた。目屋人形はその姿をかたどった人形で、昭和の初期から土産品として弘前や東京などで販売。一時、後継者不足からその歴史が途絶えたが、1984(昭和59)年に再現され、復活した。青森県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「目屋人形」の解説

目屋人形

青森県中津軽郡西目屋(めや)村で生産される玩具。絣の着物を着て、山で作った炭を背負い運搬する娘たち(目屋乙女)の姿をかたどった人形。昭和初期から製造開始。一時期生産が途絶えたが、1984年に村おこし事業として再興。現在は県の伝統工芸品に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android