精選版 日本国語大辞典 「目打」の意味・読み・例文・類語
め‐うち【目打】
〘名〙
※言継卿記‐永祿七年(1564)三月二八日「甘露寺来談、鴨沓筒革之損補談合、目打印両種被借之間遣之」
② 洋裁・手芸用具の錐(きり)。布に穴をあけたり、刺繍(ししゅう)の糸をさばいたり、また、折り返した角を整えたりする時に用いる。目打ち錐。
③ 切手・印紙などの切り目につけるために穴を一列に連続してあけること。また、そのあけた穴。
④ 鰻(うなぎ)・泥鰌(どじょう)などをさく時、目の所に錐を打ちつけること。また、その錐。
⑥ 活版印刷で平鉛版を木台に取り付ける時、鉛版釘の頭を木台に沈ませるために用いる鏨(たがね)。
⑦ 双六(すごろく)の賽(さい)を振ること。また、双六をして遊ぶこと。
※後法興院記‐長享二年(1488)四月二日「降雨、侍従中納言来勧一盞、祗候男女有双六目打事、近々処々如此云々」
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