目角(読み)メカド

デジタル大辞泉 「目角」の意味・読み・例文・類語

め‐かど【目角】

目の端。目尻。また、怒った目つき。
鋭く物を見る目。眼力。また、眼識。「目角がある」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目角」の意味・読み・例文・類語

め‐かど【目角】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目の端。目じり。目くじら。また、怒った目。
    1. [初出の実例]「七尺計なる男の、目角二つ切れたるが」(出典:保元物語(1220頃か)上)
    2. 「めかど血走りひぢをはり」(出典:浄瑠璃・平仮名太平記(1701)四)
  3. 鋭く物を見る目。物を見分け、または見抜く眼力。また、見たものを覚えている力。目きき。眼識。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android