直系(読み)チョッケイ

デジタル大辞泉 「直系」の意味・読み・例文・類語

ちょっ‐けい〔チヨク‐〕【直系】

血筋父祖から子孫一直線につながる系統。⇔傍系
師弟などの関係で、直接に続いている系統。また、その系統にあたる人。「直系弟子」⇔傍系
[類語]嫡流正統正しい

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精選版 日本国語大辞典 「直系」の意味・読み・例文・類語

ちょっ‐けいチョク‥【直系】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祖父・親・子・孫と血筋が父祖から子孫へと一直線につながる系統。
    1. [初出の実例]「併し之が果して今日の人間の直系の祖先に当るものか否かについては議論があるが」(出典:貧乏物語(1916)〈河上肇〉五)
  3. 師弟などの関係で、直接に系統を受け継ぐこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「桂園の直系、香川景恒の門下で」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉卯の花の垣)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「直系」の意味・わかりやすい解説

直系
ちょっけい
lineal line

直接的な親子関係に加えて,親の親もしくは子の子といった関係の連鎖で結ばれる関係をいう。尊属卑属とがあり,前者は父母,祖父母,曾祖父母など,後者は子,孫,曾孫などである。

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普及版 字通 「直系」の読み・字形・画数・意味

【直系】ちよくけい

正系

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