精選版 日本国語大辞典 「相性」の意味・読み・例文・類語
あい‐しょう あひシャウ【相性】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
人間同士の性格の類似や適応を判断する現象。実際の交際で、「気があう」「ウマがあう」などと相互の性格を見立て、ツレ、ドシなどとよばれる友人関係を結び、さらに「兄弟分」の契りを結ぶといった習わしは日本全国に認められた。しかし多くは、中国渡来の陰陽五行(いんようごぎょう)説や干支(えと)、九星などの説による性格判断がなされ、とくに縁談に用いられてきた。五行説によれば、人間だれしも生まれつき木火土金水(もっかどごんすい)のうちの一つの性をもち、男女が木と火、火と土、土と金、金と水、水と木の性ならば相生(そうしょう)で縁談は吉、水と火、火と金、金と木、木と土、土と水の性は相剋(そうこく)で凶とした。ただし吉凶の組合せ法は多種多様で、それを専門的に判断する易(えき)がおこった。干支では、「向かい干支」と称し、子(ね)と午(うま)、丑(うし)と未(ひつじ)、寅(とら)と申(さる)、卯(う)と酉(とり)、辰(たつ)と戌(いぬ)、巳(み)と亥(い)の年の男女は相性がよいといわれた。また男女4歳、10歳の開きは四目十目(よめとおめ)(四悪十悪)と嫌われた。そして「愛嬌(あいきょう)よりも相性」(奈良県宇陀(うだ)郡)の諺(ことわざ)のように、相性が縁談の成否を左右することもあった。このような縁談は一般に仲人(なこうど)を媒介とする見合い婚に基づくもので、恋愛婚の高まりとともに、相性を問うこともしだいに衰えてきている。
[竹田 旦]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新