相手(読み)アイテ

デジタル大辞泉 「相手」の意味・読み・例文・類語

あい‐て〔あひ‐〕【相手】

1 一緒になって物事をする、一方の人。「孫の相手をする」「話し相手」
2 その行為の対象となるもの。「交渉の相手」「相手の出方を見る」「子供相手の商売」
3 対抗して勝負を争う人。「相手にとって不足はない」「相手にならない」「手ごわい相手」
[類語](1)相棒・相方あいかた・仲間・パートナー・同輩・朋輩ほうばい・同僚・同志・同人・友・メート・同士・常連・一味・一派・徒党・味方・翰林・盟友・同腹・友達・友人・ペンフレンド・ペンパル・朋友・友垣・酒徒・茶飲み友達・ルームメート・畏友・知友・知音・親友・心友・仲良し・良友・悪友・戦友・校友・同窓生・学友・同級生・級友・クラスメート・同窓・同期・同期生・同期の桜・社友・僚友・寮友・政友・詩友・亡友/(2)向こう/(3)敵てき・敵かたき・ライバル・好敵手・仇敵・難敵・宿敵・敵方・敵手・怨敵・大敵・強敵・天敵・外敵・政敵・論敵・競争相手・対戦相手・碁敵ごがたき・商売敵・獅子身中の虫

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精選版 日本国語大辞典 「相手」の意味・読み・例文・類語

あい‐てあひ‥【相手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 物事を一緒にする一方の人。また、働きかけの対象。
    1. [初出の実例]「貧しき侍の宮仕しけるが、主の御相手(アヒテ)になりて侍ける」(出典:米沢本沙石集(1283)七)
    2. 「昔は恋一句出れば、相手の作者は恋をしかけられたりとあいさつせり」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)故実)
  3. ② 対抗して勝負を争う人。競争者。
    1. [初出の実例]「競馬十番ありけるに、〈略〉久清合手をきらひて辞し申けれども」(出典:古今著聞集(1254)一〇)
    2. 「双六のあひてよびこむついり哉〈胡及〉」(出典:俳諧・曠野(1689)八)
  4. ③ ある物に取り合わせる、もう一つの物。
    1. [初出の実例]「一抄云、章甫薦レ履。章甫は冠ぞ。冠をば履のあいてにしきたぞ」(出典:古文真宝笑雲抄(1525)一)
    2. 「薄したぢで吸物じゃさかい、酒の下酒(アヒテ)になどせうものなら、いっかう能(ゑい)じゃ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)

相手の補助注記

働きかける対象を表わす語のすぐ下に付けて「観光客相手の商売」「受験生相手の雑誌」などと用い、また、働きかける動作を表わす語のすぐ下に付けて「遊び相手」「相談相手」「競争(対戦)相手」などとも用いる。

相手の語誌

中世以降の用例しか見当たらない、比較的新しい語である。平安時代以前は、この意味を表わす場合、「かたき」という語を用いていたと考えられる。その後、「かたき」が「戦争の対象となるもの」や「憎しみや恨みの対象となる人」のようなマイナスのニュアンスを強く持つに至るに及び、その欠けた隙間を埋めるために「相手」が登場したものと思われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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