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デジタル大辞泉
「相撲部屋」の意味・読み・例文・類語
すもう‐べや〔すまふ‐〕【相‐撲部屋】
大相撲の年寄が経営する力士の養成所。力士は必ずどこかの部屋に所属する。部屋。
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知恵蔵
「相撲部屋」の解説
相撲部屋
大相撲には日本相撲協会が力士の育成を委託している相撲部屋があり、年寄(親方)が運営している。力士は相撲協会員であると同時に、いずれかの部屋の所属となる。原則として力士は、部屋の移籍はできない。本場所では同部屋力士同士の対戦はない(部屋別総当たり制)。部屋がいくつか集まって形成しているのが一門で、現在の角界は5系統に分かれている。一門はもともと、地方巡業を一緒に行っていた仲間が起源で、師弟関係や本家・分家関係で結び付いている。現在の一門に固定化したのは1946年で、出羽海部屋を中心とした出羽一門、時津風部屋と伊勢ノ海部屋などで形成している時津風一門、高砂部屋を中心とした高砂一門、二所ノ関部屋や佐渡ケ嶽部屋を中心とした二所ノ関一門、立浪部屋、宮城野部屋などが集まった立浪・伊勢ケ浜連合(2007年から立浪一門に改称)がある。冠婚葬祭での付き合いや、2年に一度改選される相撲協会の役員選挙では、理事・監事の選出母体として票の割り振りをする。
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すもうべや【相撲部屋】
相撲年寄(としより)の住居であるとともに門下力士の養成所であり,合宿所でもあり,彼らすべての生活拠点である。元禄(1688‐1704)のころ,各地に相撲集団があって,大坂,京都,江戸,その他の地方都市で興行するとき,集団の監督者である頭取(とうどり)が力士をひきいて集まってきた。そして興行中に頭取たちが談合する一室を相撲部屋とよんだ。興行が終わると頭取たちはそれぞれ帰国し,大名の庇護(ひご)をうけて力士を養成していたが,そのけいこ場をもつ住居も,また相撲部屋とよぶようになった。
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相撲部屋
すもうべや
日本相撲協会の委託を受け,親子株をもつ師匠が力士を養成するところ。協会からは養成費や維持費などが支給される。現在は 54部屋ある。力士はいずれかの部屋に所属しなくてはならない。江戸時代中期に形態ができた。
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