相構(読み)あいかまえて

精選版 日本国語大辞典 「相構」の意味・読み・例文・類語

あい‐かまえてあひかまへて【相構】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「あい」は接頭語。「かまえて」の改まった言い方 )
  2. 用心して。心を配って。精神を集中して。
    1. [初出の実例]「流泉啄木と云ふ曲は此目暗のみこそ伝へけれ 相構て聞弾欲伝之処」(出典江談抄(1111頃)三)
  3. 必ず。きっと。
    1. [初出の実例]「又来月御影供之比は、相構て参せはやと思給候」(出典:高山寺所蔵釈摩訶衍論々義草裏文書‐(正治元年カ)(1199か)六月一八日・隆玄書状)
    2. 「相かまへて、かたがた孫子の末まで仁王の口へ紙うちこむな」(出典:咄本・軽口御前男(1703)かはきの病)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android