精選版 日本国語大辞典 「相称」の意味・読み・例文・類語
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生物学用語では、動物をある面によって互いに鏡像的な等しい部分に分けられることをいう。大きくみて、放射相称と左右相称に分けられる。放射相称とは、体軸を通る相称面が三つ以上ある場合で、タイヨウチュウなどの原生動物、イソギンチャク、クラゲなどの腔腸(こうちょう)動物、ヒトデ、ウニなどの棘皮(きょくひ)動物がその例である。いずれも運動性の低い動物、あるいは着生動物である。左右相称とは、相称面が一つで、これにより体が左右均等に分けられるものをいい、脊椎(せきつい)動物をはじめ、多くの動物にみられる。左右相称動物には頭尾軸が明確で、中枢神経系が頭部に集中する傾向があり、対(つい)になった左右の感覚器から外界の情報を得られる。そのため運動に方向性が生じる。これらの点と運動性が高いこととは深い関係がある。ヒトデやナマコも、幼生のときはプランクトンとして運動性があり、左右相称的な体制である。このように個体発生の過程で二次的に相称性が変わる場合もある。一方、アメーバのように相称性をもたない動物もいる。しかしながら、ヒトの体を考えてもわかるように、左右相称というのは主として体の外面のことで、内臓の配置など厳密には左右相称でない場合が多い。
[和田 勝]
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