真白い(読み)マシロイ

デジタル大辞泉 「真白い」の意味・読み・例文・類語

ま‐しろ・い【真白い】

[形][文]ましろ・し[ク]本当に白い。純白である。
夕月がまだ―・く夕焼の空にかかっている頃から」〈荷風・すみだ川〉
[類語]真っ白い白い白白しろじろ白白しらじら白っぽい真っ白け真っ白生白いほの白い雪白せっぱく雪白ゆきじろ皚皚がいがい雪を欺く純白白色白妙しろたえ乳色乳白色ミルク色灰白色象牙色ホワイトオフホワイトアイボリー蒼白そうはく白白しい白皙はくせき色白白面白地しらじ白地しろじ

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精選版 日本国語大辞典 「真白い」の意味・読み・例文・類語

ま‐しろ・い【真白】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ましろ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 古く「まじろい」とも )
  2. まったく白い。まっしろである。純白である。
    1. [初出の実例]「真白(マシロ)富士の根 緑の江の島」(出典:唱歌・七里ヶ浜の哀歌(1910)〈三角錫子〉)
  3. 明るくはっきりしている。
    1. [初出の実例]「坐禅時を移すに、柴垣のまじろく見ゆるに」(出典:仏道の記(1268頃))

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