真直中(読み)まっただなか

精選版 日本国語大辞典 「真直中」の意味・読み・例文・類語

まっ‐ただなか【真直中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まんなか。中心。どまんなか。
    1. [初出の実例]「物影よりねらいよりて、真唯中(マッタタナカ)を射たりけるに」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)一〇)
  3. ( 比喩的に ) 物事の中心。道理などの深奥
    1. [初出の実例]「常情とはまことぞ。其言のまったた中ぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)二)
  4. まっさいちゅう。まっ盛り。
    1. [初出の実例]「処で今日が御婚礼、今御聟入りと云ふ真最中(マッタダナカ)へ」(出典:落語・お節徳三郎連理の梅枝(1893)〈三代目春風亭柳枝〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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