矜持(読み)キョウジ

デジタル大辞泉 「矜持」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ〔‐ヂ|‐ジ〕【×矜持/××恃】

慣用読みで「きんじ」とも》自分能力を優れたものとして誇る気持ち。自負プライド。「―を傷つけられる」
[類語]自負自任自慢誇るうぬぼれるおのぼれる思い上がる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る驕る威張る威張り散らす付け上がる高ぶる反り返る振り回す鼻にかける増長慢心自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう倨傲きょごう自負心自賛自嘆自得天狗うぬぼれプライド高慢自尊自尊心気位きぐらい得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

きん‐じ〔‐ヂ〕【×矜持】

きょうじ(矜持)」の慣用読み。

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精選版 日本国語大辞典 「矜持」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じキャウヂ【矜持・矜恃ジ】

  1. 〘 名詞 〙 自分の能力をすぐれたものとして、他に誇ること。尊大、荘重な態度をとること。自負。誇り。プライド。
    1. [初出の実例]「専持敬者、特事矜持、外面斉整」(出典童子問(1707)上)
    2. 「少くも新聞社の存在は銀座の光輝であると高く自ら矜持してゐた」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉銀座繁昌記)
    3. [その他の文献]〔呉志‐陸遜伝〕

きん‐じ‥ヂ【矜持】

  1. 〘 名詞 〙 「きょうじ(矜持)」の慣用読み。
    1. [初出の実例]「矜持 キンヂ タシナミ」(出典:音訓新聞字引(1876)〈萩原乙彦〉)

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普及版 字通 「矜持」の読み・字形・画数・意味

【矜持】きようじ

矜恃

字通「矜」の項目を見る

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