矮人の観場(読み)ワイジンノカンジョウ

デジタル大辞泉 「矮人の観場」の意味・読み・例文・類語

矮人わいじん観場かんじょう

《「唐音癸籤」六から。丈の低い人が丈の高い人の後ろで芝居を見物し、舞台が見えないまま、前の人の批評を聞いてそれに同調する意》自分自身意見を持たず、無定見に人の意見に従うことのたとえ。矮子わいし看戯かんぎ
[類語]付和雷同同意賛同支持賛成雷同便乗聴従適従追随追従驥尾きびに付す下手に出る後塵を拝する人のふんどしで相撲を取る尻馬に乗る

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精選版 日本国語大辞典 「矮人の観場」の意味・読み・例文・類語

わいじん【矮人】 の 観場(かんじょう)

  1. ( 矮人が、劇場で背の高い人の後ろで見物し、見えないのに前の人の意見を聞いてそれに同意する意から ) 識見のないこと。また、他に雷同することのたとえ。無定見。矮子看戯。〔淡窓詩話(19C中)〕

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