西条市の南部、
石鎚山の頂上近くは輝安山岩よりなる。中腹の
とあり、右の本社とは成就にあった蔵王権現社をさす。一方山頂の南側にあたる面河川の谷にも
石鎚山は山岳信仰の霊地で、山麓の西条市
石鎚山は「日本霊異記」に「石槌山」と記される。「古事記」上巻に「国を生み
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
滋賀県大津市南部の一地区。旧石山町。近江八景(おうみはっけい)の一つ「石山の秋月」でも著名な景勝の地。石山寺山内には硅灰石(けいかいせき)の露出(国の天然記念物)がみられるが、これが石山の名のおこりという。石山貝塚、蛍谷(ほたるだに)貝塚などの遺跡があり、国分寺もあったという。孝謙(こうけん)天皇の離宮保良宮(ほらのみや)の造営が伝えられる地でもある。奈良時代には平城京などへの木材運搬をつかさどる石山院が設立され、この石山院が石山寺の前身となった。平安時代には石山寺は真言宗の道場として皇室、貴族、庶民の信仰を集め、「石山詣(もう)で」が盛んであった。交通の要衝であるため、しばしば合戦場となり、小城砦(じょうさい)なども設けられた。近世には膳所(ぜぜ)藩に属した。京阪電鉄、国道422号が通じ、京滋バイパスの石山インターチェンジがある。北部は工業地区になったが、南部には石山寺のほかに岩間寺、立木観音、南郷洗堰(あらいぜき)、水産センター、滋賀大学大津(石山)キャンパスなどがある。また京阪神に近く、近年は宅地化も著しい。
[高橋誠一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
…1898年市制。1932年滋賀村,33年膳所(ぜぜ)町,石山町,51年坂本村,下阪本村,雄琴(おごと)村,下田上村,大石村,67年堅田町,瀬田町を編入。人口27万6332(1995)。…
…東岸の大津市瀬田地区は古来交通の要所として知られ,著名な合戦場でもあった。瀬田から対岸の石山へは東海道本線,新幹線,国道1号線,名神高速道路,旧東海道(瀬田唐橋)の五つの橋がかかって新旧の対照をみせ,河岸には繊維,電器などの工場が集中する。石山地区には石山寺があり,その門前には旅館,みやげ物店が並ぶ。…
※「石山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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