砂層貫流式塩田(読み)さそうかんりゅうしきえんでん

防府市歴史用語集 「砂層貫流式塩田」の解説

砂層貫流式塩田

 塩田地盤を傾かせて、ゆっくりと海水を流し、天日風力によって水分を蒸発させ、濃いかん水を作るという方法です。古くから考えられ、行われていたのですが、1941年(昭和16年)に防府製塩試験場[ほうふせいえんしけんじょう]で初めて実用化されました。従来入浜式塩田[いりはましきえんでん]の重労働多く労働力を要した採かん作業を省くために考えられたものです。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android