砂糖大根(読み)サトウダイコン

デジタル大辞泉 「砂糖大根」の意味・読み・例文・類語

さとう‐だいこん〔サタウ‐〕【砂糖大根】

ヒユ科二年草。高さ約1メートル。ダイコンに似た紡錘形多肉の根をもつ。根の汁から砂糖甜菜てんさい糖)をとる。地中海沿岸地方の原産で、日本では主に北海道で栽培される。ビートシュガービート甘菜かんさい甜菜

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精選版 日本国語大辞典 「砂糖大根」の意味・読み・例文・類語

さとう‐だいこんサタウ‥【砂糖大根】

  1. 〘 名詞 〙 アカザ科の二年草でフダンソウ変種。地中海沿岸原産で、日本へは明治五年(一八七二)ごろ渡来し、主に北海道で栽培されている。高さ〇・六~一メートル。根はいちじるしく紡錘形に肥厚し、径一〇センチメートル、長さ三〇センチメートルぐらいになる。葉は群がって生え、長卵形で縁は波状。夏、梢上に黄緑色の細かい花を密集した円錐形の花穂をつける。根から甜菜(てんさい)糖を製造。また食用家畜飼料にもなる。さとうぢさ。てんさい。ビート。《 季語・秋 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「砂糖大根」の解説

砂糖大根 (サトウダイコン)

植物。アカザ科の越年草,薬用植物。サトウジシャの別称

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