砲火(読み)ホウカ

デジタル大辞泉 「砲火」の意味・読み・例文・類語

ほう‐か〔ハウクワ〕【砲火】

火砲を発射したときに出る火。また、発射した砲弾。「砲火を浴びせる」「十字砲火
[補説]書名別項。→砲火
[類語]戦火銃火

ほうか【砲火】[書名]

原題、〈フランスLe Feuバルビュス小説。1916年刊。第一次大戦時に志願兵として従軍した著者自身の体験もとに、戦争の悲惨さを描く。ゴンクール賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「砲火」の意味・読み・例文・類語

ほう‐かハウクヮ【砲火】

  1. 〘 名詞 〙 大砲などを発射したときに出る火。また、火を出して撃ち出す砲弾。
    1. [初出の実例]「其時既に炮火にて燃上りたり」(出典:海外新聞別集(1862)中)

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普及版 字通 「砲火」の読み・字形・画数・意味

【砲火】ほうか(はうくわ)

大砲の火煙。清・呉錫騏〔鳳凰山懐古〕詩 嗚呼(ああ)、戲に干戈(かんくわ)生じ 襄陽(咸淳九年、元に降る)の火、を燒く

字通「砲」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の砲火の言及

【バルビュス】より

…ゾラ風の自然主義小説《地獄》(1908)で作家としての地位を確立。第1次世界大戦開始と同時に41歳で志願し,兵士の塹壕での生活と戦闘を描き,戦争の悲惨と不条理を訴えた《砲火Le feu》(1916)でゴンクール賞受賞。1919年にはその続編《クラルテ》を刊行するとともに,知識人の国際的な平和運動の母体として雑誌《クラルテ》を発刊。…

※「砲火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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