祖国愛(読み)そこくあい

精選版 日本国語大辞典 「祖国愛」の意味・読み・例文・類語

そこく‐あい【祖国愛】

  1. 〘 名詞 〙 自分の国に対する愛情愛国心
    1. [初出の実例]「横に拡がるべき人類の親愛が、かへって縦に誇張した祖国愛の為に沮(はば)まれて」(出典:世界平和を主題に(1922)〈千葉亀雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の祖国愛の言及

【愛国心】より

…また愛国心の現れ方は,なつかしさ,親近感,郷愁のような淡い感情から,対象との強い一体感あるいは熱狂的な献身にいたるまで,幅がある。すなわち愛国心は,本来は愛郷心,郷土愛,あるいは祖国愛であって,地域の固有の生活環境の中で育まれた心性であり,自分の属している生活様式を外から侵害しようとする者が現れた場合,それに対して防御的に対決する〈生活様式への愛〉である。どの時代どの地域にも見られるこの意味の愛国心に対して,19世紀に成立したナショナリズムは,個人の忠誠心を民族国家という抽象的な枠組みに優先的にふりむけることによって成立する政治的な意識と行動である点において区別される。…

※「祖国愛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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