神変(読み)シンペン

デジタル大辞泉 「神変」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぺん【神変】

《古くは「じんぺん」》人知でははかり知ることのできない、不可思議な変異

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神変」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぺん【神変】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 古くは「じんべん」 ) 人間知恵でははかり知ることのできない、不思議な変化。神の不思議な力。また、人間わざと思えない不思議な力をもつさま。非常にすぐれているさま。
    1. [初出の実例]「神変放光。暗冥之霧尽散」(出典本朝文粋(1060頃)一三・朱雀院被修御八講願文〈大江維時〉)
    2. [その他の文献]〔十住毘婆沙論‐易行品〕〔晉書‐文帝紀〕

じん‐べん【神変】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「じん」は「神」の呉音 ) ⇒しんぺん(神変)

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