神女(読み)カミンチュ

デジタル大辞泉 「神女」の意味・読み・例文・類語

かみんちゅ【神女】[書名]

森礼子長編小説沖縄に暮らす女性の姿を描く。平成元年(1989)刊行

しん‐にょ【神女】

女神天女

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精選版 日本国語大辞典 「神女」の意味・読み・例文・類語

じん‐にょ【神女】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しんにょ」とも ) 女性の神。めがみ。天女。しんじょ。
    1. [初出の実例]「廻影疑神女、高歌似郢人」(出典経国集(827)一三・奉和紀朝臣公詠雪詩〈楊秦師〉)

しん‐じょ‥ヂョ【神女】

  1. 〘 名詞 〙 女性の神。めがみ。天女。しんにょ。
    1. [初出の実例]「御心をすまさせ給ひて、きんをしらべ給しに、しんちょたちまちにあまくだりて」(出典:中院本平家(13C前)五)
    2. [その他の文献]〔宋玉‐神女賦〕

しん‐にょ【神女】

  1. 〘 名詞 〙じんにょ(神女)

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世界大百科事典(旧版)内の神女の言及

【琉球】より

…〈世あすたべ〉から地方役人に至るまで,すべての貴人・官人層をターバンに似た帕(はちまき)(冠の一種)の色・文様や簪(かんざし)の種類で区別し,身分・貴賤の上下を明らかにした。神女組織の確立を第4にあげねばならない。最高位の神職聞得大君(きこえおおきみ)を頂点に,君々(きみぎみ)(三十三君),大阿母(おおあも),ノロというヒエラルヒーができ,王をイデオロギー的に支える国家的祭祀の体制が完成した。…

※「神女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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