禅仁(読み)ぜんにん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「禅仁」の解説

禅仁 ぜんにん

1062-1139 平安時代後期の僧。
康平5年生まれ。天台宗。園城(おんじょう)寺の学僧。大僧都(そうず)禎範(ていはん)にまなぶ。天仁(てんにん)2年最勝会(さいしょうえ)の講師(こうじ)となる。問答にすぐれた。白河,鳥羽両上皇の熊野参詣(さんけい)にその先登をつとめ,大治(だいじ)3年権(ごんの)大僧都,5年法印となった。晩年,園城寺探題。保延(ほうえん)5年1月19日死去。78歳。俗姓は源(みなもと)。号は百光房,東円房。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android