禍殃(読み)カオウ

デジタル大辞泉 「禍殃」の意味・読み・例文・類語

か‐おう〔クワアウ〕【禍×殃】

わざわい。災禍

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精選版 日本国語大辞典 「禍殃」の意味・読み・例文・類語

か‐おうクヮアウ【禍殃】

  1. 〘 名詞 〙 病気天災事故などの不幸な出来事。わざわい。災禍。
    1. [初出の実例]「凡此三種の神苻を造てかくれば、〈略〉もろもろの厄難にあひたらん人は厄難を消除し、禍殃をのぞく」(出典:吾妻鏡‐建長五年(1253)五月四日)
    2. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕

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普及版 字通 「禍殃」の読み・字形・画数・意味

【禍殃】かおう(くわあう)

わざわい。不幸。〔楚辞九章、惜往日〕(むし)ろ溘(すみ)やかに死してせん 殃の再びらんことを

字通「禍」の項目を見る

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