福茶(読み)フクチャ

デジタル大辞泉 「福茶」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ちゃ【福茶】

元日若水を沸かし、中に黒豆結び昆布梅干し山椒さんしょうなどを入れた茶。また、結び昆布と小梅干しに湯または煎茶を注いだもの。正月節分大みそかなどに飲んで長寿を祝う。正月のものを特に大福茶おおぶくちゃという。 新年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「福茶」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ちゃ【福茶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふくぢゃ」とも ) おおみそか、正月、節分などに縁起を祝って飲む茶。茶の中に黒豆、昆布、山椒、梅干などを加えて煎じたもの。→大福(おおぶく)茶。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「お子さまをはらみ女の福茶とて実山舛のめぐみたまふぞ」(出典:狂歌・大団(1703)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

飲み物がわかる辞典 「福茶」の解説

ふくちゃ【福茶】


煎茶に黒豆・山椒(さんしょう)・小梅・結び昆布などを入れたもの。正月・節分・大みそかなどに縁起物として飲む。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android