程合(読み)ホドアイ

デジタル大辞泉 「程合」の意味・読み・例文・類語

ほど‐あい〔‐あひ〕【程合(い)】

ちょうどよい程度。ころあい。「程合いをみて話を切り出す」「程合い湯加減
[類語]程度適当適切適正適確至当妥当穏当相応好適正当順当ころ合い手頃てごろ適う適する合う沿うそぐう当てはまる当を得る適合する合致する即応するぴったりする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「程合」の意味・読み・例文・類語

ほどらいほどらひ【程合】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほどあい」の変化した語か )
  2. ちょうどよい程度。適度。また、単に、程度。ほどあい。
    1. [初出の実例]「わきまへのあるべきやう、引出物のほどらひなどさだめて」(出典:古今著聞集(1254)一六)
  3. 適当な時間。しおどき。ころあい。
    1. [初出の実例]「売にも其ほとらいがなうてはぞ」(出典:漢書帝紀抄(1477‐1515)武帝紀第六)
  4. 大体の見当。大体の程度。
    1. [初出の実例]「倶舎に一弓を一時と云ぞ。一弓で須彌山のほとらいをも云ぞ」(出典:日本書紀兼倶抄(1481))
  5. 芸妓の花代を計算する時、二時間以上の場合には、線香は一時間ごとに一〇本の計算となるのに対して、二時間以内の場合には一時間につき一一本の計算とすること。

ほど‐あい‥あひ【程合】

  1. 〘 名詞 〙 ちょうどよい程度。ころあい。ほどらい
    1. [初出の実例]「拍子のほどあひ乱拍子にあらず」(出典:舞正語磨(1658)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android