精選版 日本国語大辞典 「種田山頭火」の意味・読み・例文・類語
たねだ‐さんとうか【種田山頭火】
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俳人。山口県防府(ほうふ)町(現防府市)に生まれる。本名正一(しょういち)。幼時の母の自殺が山頭火の生涯に大きな衝撃を与えた。1902年(明治35)早稲田(わせだ)大学文科に入学したが、神経衰弱で退学して帰郷。父と酒造業を営むが失敗し、家は破産。山頭火は熊本市で額縁店を開くが、家業に身が入らず妻子と別れ上京。しかし、定職を得ず、熊本に帰る。酒におぼれ生活が乱れた。1924年(大正13)市内の報恩寺で出家。法名耕畝(こうほ)。市北部の植木町味取(うえきまちみとり)の味取観音の堂守となった。1926年、行乞(ぎょうこつ)の旅を始め、山口県小郡(おごおり)(現山口市)の其中庵(ごちゅうあん)に住したが、行乞漂泊すること多く、諸国を巡り、1940年(昭和15)松山市の一草庵(いっそうあん)で没した。句は1913年から『層雲』に投句。漂泊中の作に特色がある。句集『草木塔』(1940)がある。
[伊澤元美]
うしろすがたのしぐれてゆくか
鉄鉢の中へも霰(あられ)
『『定本種田山頭火全集』全7巻(1972~1973・春陽堂)』▽『村上護著『放浪の俳人山頭火』(1972・東都書房)』▽『大橋毅著『種田山頭火――その境涯と魂の遍歴』(1997・新読書社)』▽『村上護著『種田山頭火――うしろすがたのしぐれてゆくか』(2006・ミネルヴァ書房)』▽『渡辺利夫著『種田山頭火の死生――ほろほろほろびゆく』(文春新書)』
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