精選版 日本国語大辞典 「穀物」の意味・読み・例文・類語
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子実を収穫するために栽培される一年生または二年生草本作物、およびその子実(穀実)の総称。穀物は主食あるいはその代用とされ、主食とするものを主穀、そのほかのものを雑穀とよぶ。最近は食用のほかに、デンプンや油をとったり、アルコール原料など加工原料としての用途も増え、また家畜などの飼料としての用途も多い。穀実の特徴は貯蔵性に優れ、物理的衝撃に強く、長距離の輸送が容易なことである。また穀物は農業機械による大規模栽培に適し、そのため生産費を安く大量生産できるなどの特長もある。
イネ科の穀物を禾穀(かこく)類とよび、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、トウモロコシ、モロコシ、アワ、ヒエ、キビ、テフその他が含まれる。マメ科の穀物は菽穀(しゅくこく)類とよび、ダイズ、アズキ、リョクトウ、インゲンマメ、ササゲ、ラッカセイ、エンドウその他がある。そのほかタデ科のソバ、アカザ科のキノア、ヒユ科のセンニンコクなどがある。
[星川清親]
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…東洋の主穀,つまり五穀(米,麦,アワ,ヒエ,豆)のうちでは豆(ダイズ)以外はみなイネ科の作物(禾穀(かこく)類)であるが,そのうち最も重要な米に対して,それに次ぐものが麦とされた。しかし穀物のうちでもアワ,キビ,ヒエなど小粒の穀物群は麦とは区別される。作物学上は,コムギとオオムギを主とし,これにライムギ,エンバクなど類似の用途や特性をもつ穀類を加えて,一括して麦類として取り扱う。…
… そのような長い人類と植物との関係のなかから選択された,食用となっている栽培植物には,その利用型(方法),利用部位や成分,それに植物の生活形といった面で密接な相関が認められる。主食として,植物が貯蔵しているデンプンを利用するものとしては,種子(穀物)と地下貯蔵器官(いも類)とがある。前者はイネ科の一年草や二年草で,開花結実すれば養分を種子に転流しつくして枯死する生活形のものばかりである。…
※「穀物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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