デジタル大辞泉
「積雲」の意味・読み・例文・類語
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せき‐うん【積雲】
- 〘 名詞 〙
- ① 積み重なった雲。〔王襃‐甘泉頌〕
- ② 晴れた夏の午後、上昇気流によって生ずる雲。底は平らで、上が丸い塊状の雲。綿雲(わたぐも)。〔英和和英地学字彙(1914)〕
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積雲
キムラスとも呼ぶ。積雲は、底が比較的平らで上方に盛り上がっており縁がモクモクした形をとっている。この雲は対流やサーマルなど、しっかりした上昇気流があるところで発生する。上昇気流を探す手がかりをはじめ、その日の獲得高度の目安やサーマルの発生状態も察知でき、パラグライダーにとっては大変有り難い雲である。積雲はその大気の安定度で形が大きく変わってくる。比較的安定な状態では雲が横に平たくなり易く、不安定な時には縦に大きく成長する。大きく成長が進んでいく積雲は非常に強い上昇気流と乱流をもたらし場合によっては積乱雲になる可能性が有り大変危険である。積雲を利用したソアリングは積雲の成長度合いを観察しながらフライトし、安全率を高くとり、早めに離れる事を心がけたい。フライト中の観察例 1 バリオの上昇率を常に確認していること。 2 積雲を下から覗き、雲底が黒く(暗く)なりはじめていたら、積雲はかなり発達している。 3 地上に映った積雲の影から発達具合を確認していく。
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積雲
せきうん
平らな底面とカリフラワーのような上面をもつ孤立した雲。記号Cu。積み雲、綿雲(わたぐも)、むくむく雲ともいう。晴れた日にみられる小さな積雲は晴天積雲という。上面がむくむくと盛り上がっているのは、雲の内部で水蒸気が凝結するときに熱が発生し、温められた空気が気泡のように上昇しているからである。上昇気流が強くなると、積雲は上空に向けて発達していく。大きな積雲を雄大積雲という。雄大積雲から雨が降ることがある。積雲の一部がちぎれて風に流されているものを片積雲(へんせきうん)ということがある。
[木村龍治]
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積雲【せきうん】
十種雲形の一つ。垂直に発達する雲で,その上面はドーム状に隆起しているが,雲底はほとんど水平。ふつう高度約2000m付近に発生する。典型的な積雲は晴れた日の日中に発達するが,対流により朝現れて,夕刻に消えることが多い。国際式略記号はCu。
→関連項目積乱雲|塔状雲|片積雲
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積雲
せきうん
cumulus
垂直に発達した雲に属し,上面はドーム状に隆起し,底面はほとんど平らな雲。略号 Cu。晴天の日中に対流によって発生し,地面付近から 2kmくらいの高さに浮かんでいる。降雨はあってもごく少ない。発達したものでも頂上の部分まで水滴からなる。日本では,わた雲ともいわれる。
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普及版 字通
「積雲」の読み・字形・画数・意味
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