空合(読み)そらあい

精選版 日本国語大辞典 「空合」の意味・読み・例文・類語

そら‐あい ‥あひ【空合】

〘名〙
浄瑠璃加賀見山旧錦絵(1782)七「アレ御らうじませ、空合も曇ってくる」
② 事の成りゆき。事態の進みぐあい。
露団々(1889)〈幸田露伴〉四「凄じき東亜西欧の空合(ソラア)ひ」

そら‐あわせ ‥あはせ【空合】

〘名〙 根拠のない、いいかげんな夢解きをすること。でたらめな夢判断
蜻蛉(974頃)下「さればよ、これがそらあはせにあらず、いひおこせたる僧のうたがはしきなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「空合」の意味・読み・例文・類語

そら‐あい〔‐あひ〕【空合(い)】

空のようす。空模様。
「まことに気まぐれな―」〈二葉亭訳・あひゞき
事の成り行き。情勢
すさまじき東亜西欧の―」〈露伴・露団々〉
[類語]天候気候天気陽気気象日和風土季候時候寒暖寒暑空模様風雲

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