突飛(読み)トッピ

デジタル大辞泉 「突飛」の意味・読み・例文・類語

とっ‐ぴ【突飛】

[形動][文][ナリ]並み外れて風変わりなさま。また、あまりにも思いがけないさま。奇抜。「突飛言動」「突飛発想
[派生]とっぴさ[名]
[類語]型破り奇矯エキセントリック奇抜風変わり奇想天外異常異様奇異奇妙みょう面妖めんよう不思議不可解不審不自然奇怪奇態特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんけったいおかしいおかしな奇天烈きてれつ珍奇新奇珍妙奇警ファンシー突拍子もない言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法法外無理乱暴無体理不尽非理不当不条理不合理非合理狂的意表を突く奇をてらう度肝を抜く奇手トリッキー

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精選版 日本国語大辞典 「突飛」の意味・読み・例文・類語

とっ‐ぴ【突飛】

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 その有様が普通のものとなみはずれて異なったり、突然だったりして、思いがけない感じのするさま。奇抜。だしぬけ。
    1. [初出の実例]「親子の縁を切るなど突飛(トッピ)なことを怒鳴って帰ったのも」(出典酒中日記(1902)〈国木田独歩〉五月一二日)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 勢いよくとび出すこと。
    1. [初出の実例]「線香火を伝ゆれば則ち地火鼠(〈注〉ねづみび)火花を噴ひて突飛狂奔す」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)

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