デジタル大辞泉
「立体商標」の意味・読み・例文・類語
りったい‐しょうひょう〔‐シヤウヘウ〕【立体商標】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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立体商標
商業製品・広告物などの立体的形状に対して認められる商標のこと。形状の特異性で他商品との違いを明確に識別できることが認可の基本要素であり、その他、文字や図形、色彩などの要素も含まれる。日本では、商標法が改正された1997年4月から立体商標が認められるようになった。商標の有効期間は10年間だが、任意で半永久的に更新できる。日本における立体商標の第1号は、98年に認められた株式会社不二家の「ペコちゃん人形」。以降、KFCのカーネル・サンダース像、コカ・コーラの瓶、銘菓「ひよこ」など、長年にわたりそれと認識できるものが立体商標として認められている。ヤクルトのプラスチック容器は、当初特許庁が立体商標の申請を棄却したが、2010年に知的財産高等裁判所の判決により立体商標として認められた。14年8月には、ショウワノート株式会社の「ジャポニカ学習帳」が、ノートでは国内で初めて立体商標としての登録が認められた。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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