竜頭蛇尾(読み)リュウトウダビ

デジタル大辞泉 「竜頭蛇尾」の意味・読み・例文・類語

りゅうとう‐だび【竜頭蛇尾】

《「碧巌録」一〇則から。頭は竜、尾は蛇のようである意》初め勢いがよいが、終わりは振るわないこと。「鳴り物入りの公演も竜頭蛇尾に終わった」
[類語]尻切れとんぼ廃れる衰える寂れる落ち目減退後退下火退潮尻すぼまり廃頽下り坂左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る傾く尻下がり孤城落日末期的衰残弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め尾羽うち枯らす世も末尻すぼみ

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四字熟語を知る辞典 「竜頭蛇尾」の解説

竜頭蛇尾

頭が竜のようで、尾が蛇のようであること。初めは勢いが盛んであるが、終わりのほうになるにしたがって、ふるわなくなることのたとえ。

[使用例] 志薄く行い弱くして、竜頭蛇尾に終わりたること、わが身ながら腑甲斐なくて、口惜しさの限り知られず[福田英子*妾の半生涯|1904]

[使用例] もうおしまいか。竜頭蛇尾だね。そんな話なら、誉めなけりゃあよかった[森鷗外独身|1910]

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ことわざを知る辞典 「竜頭蛇尾」の解説

竜頭蛇尾

頭が竜のようなのに尾は蛇のようであること。初めは盛んで、終わりの振るわないことのたとえ。

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