端正(読み)タンセイ

デジタル大辞泉 「端正」の意味・読み・例文・類語

たん‐せい【端正/端整】

[名・形動]
姿・形や動作などが正しくてきちんとしていること。また、そのさま。「―な字」
(端整)顔だちなどが美しく整っていること。また、そのさま。「―な目鼻立ち
[類語](1整然/(2綺麗麗しい美しい秀麗端麗美麗流麗壮麗見目好い見目麗しい佳麗艶美艶麗あでやか妖艶豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー身綺麗美美びびしいきらやか鮮やか華麗華美鮮麗清麗優美美的楚楚そそ清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜けこざっぱり洒落しゃれ小洒落こじゃれスマートシックドレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたよう

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精選版 日本国語大辞典 「端正」の意味・読み・例文・類語

たん‐せい【端正・端整】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 人の行状容姿が、正しくきちんと、ととのっていること。また、そのさま。たんじょう。
    1. [初出の実例]「古記云。端正。俗語賀富好也」(出典:令集解(701)職員)
    2. 「品行は元来端正(タンセイ)だし、殊(こと)に取まはしも温藉(しとやか)な方だ」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七)
    3. [その他の文献]〔史記‐儒林伝〕

端正の補助注記

→「たんじょう(端正)」の補注


たん‐じょう‥ジャウ【端正】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しょう」は「正」の呉音 ) =たんせい(端正)
    1. [初出の実例]「端正 タンシャウ 云形美也」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
    2. 「其子に端正(タンジャウ)〈高良本ルビ〉のむすめあり。ゐなだ姫と号す」(出典:平家物語(13C前)一一)

端正の補助注記

上代文献(「日本書紀」「万葉集」「日本霊異記」等)の「端正」は、普通「キラキラシ」と訓じられている。

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普及版 字通 「端正」の読み・字形・画数・意味

【端正】たんせい

容姿が整う。〔史記、公孫弘伝〕士官の爲に弟子五十人を置く。太常、年十已上にして、儀端正なるを擇び、士弟子に補す。

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