節供銭(読み)せっくせん

精選版 日本国語大辞典 「節供銭」の意味・読み・例文・類語

せっく‐せん【節供銭・節句銭】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代五節供盆暮に、借家人から家主へ付け届けする金品
    1. [初出の実例]「節句銭明店だけがはしたで来」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)智四)
    2. [その他の文献]〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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