簀戸(読み)スド

デジタル大辞泉 「簀戸」の意味・読み・例文・類語

す‐ど【×簀戸/×簾戸】

竹を粗く編んで作った枝折戸しおりど
ヨシの茎で編んだすだれ障子の枠にはめこんだ戸。葭戸よしど 夏》
土蔵網戸
簀戸門すどもん」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「簀戸」の意味・読み・例文・類語

す‐ど【簀戸・簾戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竹などをあらく編んで作った枝折戸(しおりど)。あみど。
    1. [初出の実例]「山がつのすとがたけがき枝もせに夕顔なれりすかみすかみに」(出典:散木奇歌集(1128頃)夏)
  3. (よし)などで作った簾(す)を障子のわくの中にはめこんだ戸。葭戸(よしど)。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「ひるがへし吹入る風の 涼しさにエグロン王は 北窓の隙戸(スド)おし開き」(出典:十二の石塚(1885)〈湯浅半月〉四)
  4. 土蔵のあみ戸。
  5. すどもん(簀戸門)」の略。

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